テーマパークの楽しみ方は年齢別で違う!?
この日座学を担当してくれたのはディズニーランド・シーで活躍されていたという石神直人先生です。あまり知る機会がないテーマパークの種類や年齢別の楽しみ方などを詳しく教えて下さいました。
昼間部 2年制
サービスやパフォーマンスなど、テーマパークで働くための知識や技術を学ぶコースです。お客様に夢の時間を提供するスペシャリストを目指します。
小さなお子さまからご高齢のお客様までさまざまな方がいらっしゃるテーマパーク。
国際トラベル・ホテル・ブライダル専門学校のテーマパークコースでは、非日常的な空間で楽しい思い出をつくっていただけるよう、お客様に合ったサービスを提供できるスペシャリストを目指します。現場で働いていた先生からテーマパークスタッフの心構えを学び、企業実習で学びを実践、即戦力になれる人材を育成します。
テーマパークオペレーション、手話講座のような接客サービスの授業から、ダンス演習、エンターテイメントメイク、ジャグリング、バルーンアートなど専門授業が学べます!
1年次はオリエンテーション合宿では日光江戸村、カンドゥーでの実習研修、東京ディズニーリゾートでTDR研修、メインイベントの海外研修ではアメリカのディズニーリゾート、ユニバーサルスタジオ、2年次でもUSJなど国内テーマパーク研究・視察がとても充実しています。
1年次の7月頃から5週間ほど関東・中部地方のテーマパークで実習を行います。千葉県のテーマパークだけでなく、都内近郊のテーマパーク、栃木県の日光江戸村や、三重県の志摩スペイン村、鈴鹿サーキットなど、地方テーマパーク実習も行っています。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
1限目 | ホスピタリティ | Let's Speak English | エンターテイメントメイク | ダンス演習 | テーマパーク研究 |
2限目 | 電話対応ベーシック | ゲスト サービス | エンターテイメントメイク | ダンス演習 | テーマパーク研究 |
3限目 | ユニバーサルサービス | ゲストサービス | パソコン | 接客手話 | テーマパーク研究 |
4限目 | パーク オペレーション | バルーンアート | レクリエーション演習 | 接客手話 | イベントプロモーション |
5限目 | パークオペレーション | バルーンアート | レクリエーション演習 | キャリアデザイン | イベントプロモーション |
6限目 | ビジネス コミュニケーション |
観光業界ガイド | Theme Park English | キャリアデザイン | イベントプロモーション |
7限目 | - | - | Theme Park English | - | イベントプロモーション |
カンドゥーに行き、会社説明・事前研修→カンドゥー内見学→スタッフとして業務体験をします。現役で働いている方から直接指導を受けるので、よりリアルなテーマパークの業務が学べます。
アメリカのカリフォルニア・ディズニーやユニバーサルスタジオなどのテーマパークを視察します。
子どもたちを楽しませるイベントを演出! 小学生対象の学園イベントにて、色々なお仕事を紹介します。当日はオープニングイベントの司会やダンス披露をします。その為に授業内でイベント企画からセリフ演習、実技を練習します。
2年間の集大成を発表します。ダンス、ジャクリング・リクリエーション・バルーンアートなど、構成を学生中心に考えて制作します。
JR千葉駅からほど近くの場所にある「国際トラベル・ホテル・ブライダル専門学校」。創立31年を誇る千葉県唯一の観光総合専門学校でもあるこちらでは、ブライダル科やホテル科、観光科などさまざまな業種に関連した学科でプロ講師陣による授業を受けることができます。今回は、特色溢れる学科の中から千葉県唯一とされる「テーマパーク科」の授業に潜入し、実際に座学と実技の授業を受けてきました!
テーマパークの楽しみ方は年齢別で違う!?
この日座学を担当してくれたのはディズニーランド・シーで活躍されていたという石神直人先生です。あまり知る機会がないテーマパークの種類や年齢別の楽しみ方などを詳しく教えて下さいました。
同じように見えるテーマパークでも特徴が異なることも
先生:
キッザニアやカンドゥーで働いている人はいたよね。この2つは似ているように見えて、実は異なる点がいくつかあります。
一例を挙げると、この2つのテーマパークは、同じ職業向けのテーマパークでありながら、対象が「こどもが主役の街」(キッザニア)「親子3世代で楽しめる仕事体験」(カンドゥー)とターゲットとして変わっており、施設内もそれに応じ、職業体験数を増やしたり家族で過ごせるテーブルやイスの数の調整をしているよ。
また各テーマパークともこども達が積極的に職業体験に参加できるように一つ一つの会話表現を工夫しており、どちらのテーマパークともリアリティーを追求し、仕事の楽しさだけではなく、それぞれの大変なことや難しいこともきちんと教えているんだよ。
先生:
ちなみにキッザニアは子供がメインの職業体験施設であるにもかかわらず、子供の満足度と同じくらい保護者の満足度が高いという今までに無いテーマパークなんだ。
生徒たちからは常に反応があり、座学と言っても楽しい対話形式で授業が進められていきました。
まずはみんなで腹式呼吸の方法
続いて、テレビ静岡の元アナウンサーである高橋清美先生によるボイストレーニングの授業が行われました。
先生:
話すことが好きだけど上手にできないという人は多いかと思います。まずは声を出すことと深く関係している腹式呼吸の練習から始めましょう!
元気な号令ののち、最初に始まったのが腹式呼吸の仕方。学生の皆さんは実際に起立し、大きな声を出していました。「あ・え・い・う・え・お・あ・お」「か・け・き・く・け・こ・か・こ」と順番に全ての五十音を大きな声で発声していったほか、15個もの早口言葉を練習していきます。
接客するときは特に気を付けたい「口の開き方」
先生:
腹式呼吸もできている、声もしっかり出ている、それでもうまく発声できていない人の共通しているのが「口の開き方」です。
そもそも日本人は口を縦に開くのが苦手だと言われているのもあって、どうしても声を出すときに口が横開きになってしまう人が多いの!そうすると例えば高級店でどんなにきれいな人が接客してくれても、なんだかだらしなく見えてしまうこともあるのよ。さらに口が縦に開いた状態で発声できると、聞きやすさも違ってきます。
実際に口を横開きにした状態で声を出してみると、違いがはっきりと分かったこともあり教室には学生さんたちから笑いがこぼれるシーンも。
母音をしっかり発音するだけで聞き取りやすさが違う?
先生:
発音するときに大切なのが「母音」です。例えば私の名前、「たかはしきよみ」は母音に直すと「あああい・いおい」ですが、この母音をしっかりと発音することで、全体の音が聞き取りやすくなるんですよ。
さらに母音ひとつひとつで発音の仕方も異なるのだとか。例えば「あ」の音は自分の口を縦に指3本入るくらいまで大きく開くことではっきりとした音が出せるようになるのだそうです。
先生:
口の開き方はとても大事なことです。それは話している最中だけでなく、話し終わったときでも同じこと。実際に授業の最中でも、話し終わった時に口をあけっぱなしにしている子は意外と多くいます。でもそれってすごくだらしないように見えちゃうんです。気になっている人も多いかと思うけど、口は意図的に閉じるようにしましょうね!
しっかりと話を聞いてもらうためにも笑顔は大事!
先生:
人前で話すときに何が重要かと言うと、皆さん知っているようにまず「笑顔」です。相手が気持ち良いと思えるような笑顔ができることって実はすごいこと。例えばこのクラスはみんな素敵な笑顔で迎えてくれるし、授業の時も笑顔で返してくれるよね!
そもそも人間の表情筋っていくつあると思う?
先生から問いかけに、実際に自分の顔を触って筋肉の数を数える生徒さんも!「20」「25」と数字が飛び交うなか、先生が「36個」と答えを言うと学生さんたちからは驚きの声があちらこちらから上がっていました。
先生:
目の周りとか鼻の周りとか、顔には36個もの筋肉があるそうですが、20歳くらいの皆さんの表情筋は全体のおよそ3分の1しか動いていないと言われています。これはものを食べる時、寝ている時など、すべての生活習慣において使わない顔の筋肉ができていってしまうとことが原因!しっかりと話を聞いてもらうためにも、笑顔を作ることはとても大切なことなのよ。
そこで実際に滑舌を良くするために舌を鍛える練習から始まりました。天井を向いて舌をぐっと出すなど、ユニークな笑顔の練習が2つ行われていました。
1分間で330文字読み切るスピードがベスト
先生:
人前で話をする時、緊張して早口になってしまう人がほとんど。だからこそ、人前で話すときはゆっくり過ぎるくらいに緩やかに話す必要があるの!特に話初めはできるだけゆっくり話すことで、呼吸が整うし空気が落ち着く効果もあります。
実際に聞きやすい人のスピードは1分間に330字話すくらいなのだとか。そこで先生が用意したのが夏目漱石著「吾輩は猫である」の序文です。丁度330文字あるとのことで、その後3人の生徒さんが「吾輩は猫である」を発表することになりました。結果はちょうど1分、1分3秒、59秒とかなり優秀な成績を収められていましたが、学生さんはそれぞれ読んでみて印象が違った様子。
学生:
自分の口調は早いと思った、途中からゆっくりしようと思ってゆっくり目に話した。
学生:
ゆっくり過ぎると思った。途中でもう1分すぎてしまったと思って、早めに読むようにした。
まとめ
「どんな状況や状態、場所でも臨機応変に対応できる社会人」の育成を目標としているというテーマパーク科では、「接客のいろは」だけでなく、テーマパークについての造詣を深めることができます。座学・実技ともに一貫して和気あいあいと行われていましたが、皆さん楽しそうではありつつも真面目に授業に向かっている印象も受けました。「将来テーマパークで働きたい」と言う方は特に、ぜひチェックしてみてください。
石神 直人先生
ディズニーランド・シーで勤務。ディズニーシーではオープニングキャストを担当。シェラトンホテルに入社後、これまでの経験とホテルでの実績を活かし、株式会社オリエンタルランドにスーパーバイザー(管理者)として起用される。ディズニーキャスト教育・採用・ゲスト対応などを担当。
後藤 大先生
子役時代からドラマ・舞台出演で、俳優兼ダンサーとしてのキャリアを積み、その後、Kinki kidsの堂本 光一主演舞台『Endless SHOCK』でダンサーを務める。島谷ひとみなどアーティストのバックダンサーなどその他イベント多数出演。アーティストへの振付をはじめ、都内など複数のダンススタジオで講師としても活躍中。JAZZダンスインストラクター歴20年。
塚田 たみ子先生
メイクアップアーティスト、カラーコーディネーター。テレビやステージ等の出演者のヘアーメイクの傍ら、各種学校の講師を務める。社会人向けのパーソナルメイクから、エンターテイナーとしてのパフォーマンスに欠かせないメイクアップ技術(フェイス&ボディーペイント、ボディージュエリー、特殊メイク、ヘナタトゥー等々)を担当。
高橋 清美先生
元テレビ静岡アナウンサー。1993年にフリーへ転身後、『スーパーニュース』のリポーターなども担当。現在は、「話し方」「しぐさ」メインに「マナー」や、「カラー」、「アロマ」を合わせたオリジナルの講座を作り、都内や関東中心に各教育機関で講師を務める。
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