ホテルのコンシェルジュになるには、どんな資格・免許や能力が必要になるのか
語学力を活かしてホスピタリティ精神を発揮したい方には「ホテル・コンシェルジュ」という職業が向いていることをご存じですか。
現地の言葉が分からない外国人のお客様にとって「1番頼れる存在」であるホテル・コンシェルジュ。
ゲスト・リレーションズとも呼ばれるこの職業は、観光や交通の各種予約・確認などの手続きをはじめ、ときにはトラブル解決の糸口にもなります。
まさに「相談役」という表現がぴったりのお仕事といえるでしょう。
就職に有利な資格はあるのでしょうか
ホテル・コンシェルジュにおいて、これがなければ働けないといった「資格や免許」があるわけではありません。
しかし、外国人のお客様をご案内する前提ですから、高い語学力は必須といえるでしょう。
TOEICスコアなど目で見る指標はもちろん、聞き取りや会話力などの「使える語学力」が求められます。
できれば英語だけでなく、近年観光客が増加しているため需要も高まっている「中国語」なども理解することができれば、頼れる人材として重宝されるでしょう。
こんな能力があると就職に有利!?
ホテル・コンシェルジュは外国人のお客様と接することもあるので、あらゆる情報や話題を網羅していることが求められます。
観光案内に必要な「ホテルのある県内の情報」をはじめ「各要望にマッチしたお店や施設」、さらには「効率のいい行き方が可能な交通機関の知識」(バス、電車、タクシー、レンタカーほか)なども必要になります。
また「国際常識」についても充分に把握しておかなければなりません。
例えば外国の方の場合、何かしらの宗教を信仰していることがほとんど。それを知らずに接客することは、時に大きな失態を演じることになるでしょう。
多様なお客様に対して失礼がないように、外国の文化についての基礎的な理解については必須と言えるかと思います。
外国人のお客様に対するマナー(礼儀)やホスピタリティ精神は「国際感覚」があって、はじめて成立するのです。
まとめ
ホテル・コンシェルジュのお仕事は、グローバルな「国際感覚」が必須です。
ホテルのコンシェルジュになるにあたり、必須の資格・免許はありませんが「グローバル感覚」を肌で感じて理解するためには「留学経験があること」も大きな強みになるのではないでしょうか。就職を目指す上でも、留学経験が大きく考慮されると期待できます。
このように外国人のお客様と分け隔て無く接するためには、実は、高い経験や専門性が求められているのですね。